FBCレーザハーネス加工機
レーザジャケットカッタ
(JCシリーズ)
簡単操作で均一な
被覆カットが可能
CC-link自動化ライン対応
刃物を使った従来の機械ストリッパでは被覆直下のシールド線や芯線にキズをつけてしまうことがありました。
CO2レーザは樹脂層だけを選択的にカットすることができるので、シールド線や芯線にキズをつけることはありません。
<機械式ストリッパイメージ>
<CO2レーザストリッパイメージ>
刃物では難しい次のような電線でも問題なくカットできます。非接触加工なのでワークの断面形状を問いません。
<楕円形ケーブルの加工イメージ>
刃物のように部品が摩耗することによる加工精度への影響はほぼありませんので、長期間一定の加工精度を維持することができます。
レーザマーカなどを使った簡易的な装置では、1方向からのレーザ照射となるため、ワーク反転時の機械的なガタツキにより、上下の加工位置ズレが問題となります。
本機は、上下2方向照射によりワーク反転が不要。ガタツキの無いシンプルなステージ構造とワーク固定方法により、高い作業性と高精度な加工を両立しました。
<ワーク反転イメージ>
簡易装置の場合
<上下2方向照射イメージ>
JCシリーズの場合
ワークをセットしてスタートボタンを押すだけの簡単操作。
“レーザ加工条件”と“加工位置条件”の組み合わせにより、工程別、製品別の加工条件変更や複数箇所の連続加工も、レシピ選択ボタン押すだけの簡単操作で行えます。
レーザを使った加工では、被覆加工時に発生する塵煙がレンズやミラーなどに付着することによる出力低下などの問題があります。最新モデルでは、装置内部のミラーやレンズは個別の光学BOX内に収められており、各光学BOX間は パイプ接続されているため外部からの塵煙侵入を防ぐことができるため、長期間に渡って消耗部品を交換することなく装置をお使い頂くことができます。
・お客様のワークにて出荷時加工テストを実施。加工テストデータを提出。
・設置調整時にお客様のワークにて加工条件確認、加工位置設定を実施。
・装置ご購入後でも、電線仕様変更や新製品向け加工テストを弊社デモ機にて実施し、加工レシピ等をレポート致します。
・使用する治具やハンドリング方法等についても、お客様と情報交換して開発サポート致します。
項目 | JC-H100 | JC-30XS | JC-30XL | |
---|---|---|---|---|
レーザ発振器 | 種類 | CO2レーザ | ||
波長 | 10.6µm | |||
出力 | 30W以上(CW最大定格出力) | |||
出力安定性 | ±5%以下 | |||
集光径 | 150µm以下(理論集光径) | |||
ヘッドスキャン | 有効加工範囲 | (X) 100mm (Y)100mm |
- | - |
最大スキャン速度 | (X) 300mm/s (Y) 100mm/s |
- | - | |
ステージスキャン | 有効加工長 | - | 85mm | 300mm |
最大スキャン速度 | - | (Y) 300mm/s | (Y) 300mm/s | |
加工位置設定ストローク | - | 30mm(電動) | ||
光学ユニット | 焦点調整機構(2方向) | 電動 | 手動 | 手動 |
ステージ精度分解能 | 加工位置決め精度 | <0.05mm | ||
分解能 | 0.01mm | |||
用力 | 電源 | 単相50/60Hz 100~230V (1kVA) |
単相50/60Hz 100~230V (800VA) |
|
エア | 0.4Mpa 以上 | |||
排気 | 3.5m3/min 以上 (Φ50mm排気口) | |||
加工範囲 | (目安) | Φ8mm ~ AWG52 同軸線 ※被覆材質や厚みに因る | ||
外部通信 | JC-H100のみ対応 | CC-LinkによるFBC標準外部通信仕様あり |
デモ機の見学が可能です。
見学をご希望の方は、当サイトのお問い合わせより、ご希望日時・人数をご連絡ください。
デモ機設置場所: 古川物産株式会社 横浜ラボ(神奈川県横浜市西区戸部町3-50 イイダビル1F)
前後工程装置もお取り扱いしております。お問合せ下さい。